SCRIPT

1周年ボイスドラマ『SCHMATZ』の脚本を書き出したものです。

ぜひ告知動画ボイスドラマと併せてご覧ください。


企画「七色こびと」1周年記念ボイスドラマ台本

 

【CM風ボイス】

 

リイド01

「よーし。今日は久しぶりに遊びに来てくれた姫のために俺たちでおもてなしするぞ。

みんな準備は進んでるか?」

 

ケイト01

「ほら、キッシュだよ。

ちゃんと栄養バランスまで考えて作ったんだから、好き嫌いしないで食べてよね」

 

ブラド01

「はあ?なんで俺が。

この前の毒りんごのときさんざん迷惑かけたんだから、むしろ俺たちをもてなせよ」

 

フォーマ01

「ええっとその、あ、貴女のお口に合うと良いのですが……。

あの、僕、き、緊張して……もう味よくわかんないです……!」

 

ディム01

「ほわぁ〜……ごはんの良い匂いで、眠くなってきたねえ。

みんなの気持ちがこもって、どれも美味しそう……♪」

 

プリチノ01

「甘ぁいケーキって、幸せな気持ちになるよね。えへへ。

キミにもいっぱいごちそうしてあげる♡」

 

パッシオ01

「ヒメさま久しぶり!オレっちたちが腕を振るって頑張ったからさ!

きっと食べに来てほしいな!じゃ、またあとでな〜!」

 

全員01

「七色こびと」

※参考音源のテンポを参考にしながら、

抑揚などは各自キャラクターのイメージで自由にご収録ください。

 

 

 

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【1周年記念ボイスドラマ本編】

 

<場面① 年長組 -メインディッシュ>

 

リイド02「さて。姫が久しぶりに遊びに来てくれたんだ。

お前たち、料理の支度(したく)は揃ってるか?」

 

ケイト02「任せてよ、リイド。

野菜も豊富に入れたキッシュだよ。栄養バランスも完璧」(少し誇らしげに)

 

ブラド02「俺は、愛情ゼロのありあわせ」

 

リイド03「ええ……?(戸惑いながら)

いや、それよりもブラド」

 

ブラド03「あ?」

 

リイド04「お前なんだその真っ赤な料理……」

 

ブラド04「はあ?俺特性の『グヤーシュ』に、何か問題でも?」

 

ケイト03「呆れた。アンタまた馬鹿みたいに激辛(げきから)の料理を作ったの?」

 

ブラド05「ああ、無理に食べなくていいんだぜ。お子さま舌(じた)なら。

それとも、あーんして食べさせてやろうか?」(馬鹿にしたように)

 

ケイト04「っ!馬鹿にしないでよ、このくらい。もぐ……!」(一口食べる)

 

リイド05「おい。ケイトよせって」(心配して)

 

ケイト05「別に。これくらい、大したことない、し…!

ッ!ゲホッゲホゲホッ」(むせる)

 

ブラド06「ははっ!ふふっ」

 

リイド06「だ、大丈夫か。ほら、水飲め」

 

ケイト06「ごくごくごく……ゲホゲホッ」

 

ブラド07「あーあー。ホント、無理すんなよ。良い子ちゃん」

 

ケイト07「〜〜ッ(イラッとしながらコップを置く)。

こんなのは、料理じゃない。大体ブラドはいつも」

 

リイド07「まあまあまあ(二人を制止する)。

料理も冷めるし、二人ともその辺にしとけ。な?」

 

ブラド08「はっ」(馬鹿にしたように)

 

ケイト08「ふんっ」

 

リイド08「はあ〜……やれやれ」

 

 

<場面② 年中組 -スープ、飲み物>

 

フォーマ02「ううう……す〜は〜。(深呼吸)

あああ、自分が作ったものを他人に振舞うなんて、き、緊張します……!」

 

ディム02「んん〜?そう?」

 

フォーマ03「だって、何か粗相があったり、

お口に合わなかったらどうしようって……!」

 

ディム03「ふぅん?ずずっ……ごくん(何かを啜って一口飲む)。

ん〜、これ美味しいねえ……」(心地よさそうに)

 

フォーマ04「へっ?あ、ああっ!また僕の、勝手に飲んでる……!」

 

ディム04「ふふ。フォーマのブレンドしてくれる紅茶は、いつもほっとする味がするねえ。

きっと、みんなにもすごく喜んでもらえるよ」

 

フォーマ05「ふえっ?あ、ありがとうございますっ……?(突然褒められて動揺する)

う、うう〜〜急に褒められて、て、照れちゃいます……!」

 

ディム05「そうだなあ。ぼくは後これとこれを足して……」

 

フォーマ06「ええと。ディムくんは、さっきから何を作ってるんですか……?」

 

ディム06「ふふ、魔法のスープかなあ。

食べた人みんなが、幸せになれますように……♪」

 

フォーマ07「魔法……たしかにお薬みたいな匂いがするような……?」

 

ディム07「ほわぁ〜……。ハーブの良い香りに誘われて、眠くなってきたねえ」

 

フォーマ08「ああ!だ、ダメですよ…!火を使っているのに寝ないでください……!」

 

ディム08「ん〜……ごはんを食べたらひと眠りしようかなぁ」

 

 

<場面③ 年少組 -デザートのケーキ>

 

パッシオ02「じゃんじゃかじゃーん!

『美味しい』と『美味しい』を掛け合わせれば、

もっと美味しくなるはずだよな!?じゃあ手始めに」

 

プリチノ02「わ〜ちょっとパッシオ!ダメ〜!」(取り上げながら)

 

パッシオ03「わわっ!なんだよ〜プリチノ!」

 

プリチノ03「そんなことしたら、

ヒメが喜ぶような可愛いデコレーションにならないでしょ?」

 

パッシオ04「ええ〜、だってそういうのよく分かんないんだよな〜!

オレっち馬鹿だからさ」(深刻そうではなくからりと言う)

 

プリチノ04「もう、ボクがやるの、よおく見ててよね♡」

 

パッシオ05「わ〜上手上手!クリームがきれいに乗ってくな〜!」

 

プリチノ05「えへへ。ボクね、最近リイドにもいろいろ教えてもらってるの。

トルテを作るときには大事なポイントがいくつもあるんだよ」

 

パッシオ06「はいはーい!大事なポイントって何?プリチノ先生!」

 

プリチノ06「ふふん。例えばね。

パッシオにはさっき、じっくり時間をかけて卵を泡立ててもらったでしょ」

 

パッシオ07「うんうん。オレっち混ぜ混ぜいっぱいがんばったよな〜!」

 

プリチノ07「うん!あれはね、

こんな風にふ〜んわりきれいなスポンジにするのに必要なの〜」

 

パッシオ08「へえ〜なるほど……!

すごいな〜プリチノ!将来すてきなオヨメサンになれるな!」(?)

 

プリチノ08「えへへ。そうなの〜!

きっとヒメも驚くような、すぱだり王子様になってみせるよ♡」

 

 

<場面④ 全員>

 

リイド09「よーし。みんなお疲れ。料理は一通り揃ったみたいだな」

(こびとたちに向けて)

 

リイド10「……って、姫。お前も何か持ってきてくれたのか?

ははっ。すごい量になっちゃったな、ちょっとしたパーティーって感じだ。

……ありがとう。

じゃあ、お前も席について、召し上がれ」

(視聴者に向けて。やさしく)

 

リイド11「せーの」

(全体に向けて)

 

全員02「いただきます」

※参考音源のテンポを参考にしながら、

抑揚などは各自キャラクターのイメージで自由にご収録ください。

 

全員03(アドリブ)※もしよろしければ

さいごにこびとたちがワイワイしている描写を少し入れたいと思っていますので、

笑い声や食べているぽいアドリブなど

いくつか収録していただけると有り難いです。

例「それ、取ってくれよ〜」

 「あ、これ美味しい/うわ、なんだこの味。誰が作ったの?」など

 

 

(フェードアウトで終了)

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台本は以上です。